2015年6月29日月曜日

食べるのが大好きな人たち

わたしの周りの
インドネシア人は
家族や友達と
お出かけするとき
必ずといっていいほど
お菓子を持ってくる。


しかも
あめちゃんなんかじゃなくて
スナックや
クッキーなどが入った袋を
最低2、3種類。
リュックがぱんぱんになるほど
お菓子をつめてくることも
よくある。


いつどこでそんなに食べるのか
というと
電車の中や
ホーム
ベンチなどで
暇なときや
おなかがすいたときに
とりだして
みんなで一緒に食べましょう
と言う。


一番お菓子が
ありがたかったのは
動物園の見物途中で
スコールが始まり
雨宿りしているとき。


一番お菓子をみて
びっくりしたのは
先生達と
観覧車に乗っているとき。
一人
高いところが苦手な先生がいて
こわがっていた。
そしたら別の先生が
「食べれば気がまぎれるわ」
といって
ポテチの大袋を
開けた。
観覧車でポテチ?
恐いからポテチ?
食べれば
何でも良くなると信じている節のある
インドネシア。
それを改めて
実感し
恐れおののいた。


~インドネシア料理紹介6~

バッソ
この肉団子がバッソ。
牛や鳥、魚などからつくられる。
透明のスープに入れて
ビーフンや麵と一緒に食べるとおいしい。




2015年6月28日日曜日

もてなし好きなひとたち

登校初日は
日本語の先生に
他の先生や職員さんたちみんなを
紹介してもらった。


事務室
職員室
警備室
図書室
校長先生に
副校長先生。


副校長先生が4人もいて
驚いた。


全体で
7,80人くらい。


次々に紹介されるので
流れにまかせて
あいさつや握手を繰り返していた。


校長先生は
おやつにソウマイ(下に記載)を
おごってくれた。


生徒たちはみな
ちらちらとわたしを見るだけで
一見そ知らぬ振りをしている。


でも実は興味しんしんで
日本語の先生がわたしを
連れて来たら
ドヨドヨ
ガヤガヤ
騒ぎ始めたり
にこにこ
わいわい
しはじめる。


初日から
体育の授業中に
わたしを入れて
生徒の撮影会がはじまる。


職員室でも
事務室でも
いろんな人に
たくさんのおやつや
ご飯をすすめられ
満腹な一日だった。


このときは
そんな日が
5ヶ月間もつづくとは
思っていなかった...


~インドネシア料理紹介5~
 
ソウマイ

上にのったピーナツソースをのぞけば
あっさりとした食べ物。
ゆでたソウマイ(魚のねりもの)、豆腐、じゃがいも、ゴーヤーなどが具材。
ピーナツソースと唐辛子ソースを除けば
日本のおでんに近いやさしい味。

デポックという街

デポックという街に5ヶ月間住んでいた。


ジャカルタから引っ越してきたときの
印象は今も残っている。


まず
都心から意外と近いという印象。


渋滞がなかったせいもあるが
引越しの日は
ジャカルタから
一時間足らずで
デポックに着いた。


それから
活気がある街だという印象。


メインの通りには
車やバイクが
たくさん通っている。


通りの両側には
飲食店や
商店
車屋さん
屋台
スーパーなどが
ひしめくように建っていて
赤や黄色の
看板に
アルファベットの店名や
店文句が
躍っている。


でも
都心とは違って
ビルのような高い建物は
ほとんど見当たらず
あまり
ごみごみとした
印象はうけない。


まだなんとなく
土の香りも漂っているような
そんな街だ。


~インドネシア 料理紹介4~

エス・ブア
es buah

シロップとコンデンスミルクのスープに
色々な果物やゼリーを入れ
上にくだいたりけずったりした氷をのせる。
入れる果物は
季節などによるけれど
多いときは10種類くらい入っている。
旬の果物を満喫したい人は
ジュースかエス・ブアをたのむべし。

冷たくて甘い。
日本人には
ときどき甘すぎるかも。
果物好きは
宝石箱のように
感じるはず。
写真のエス・ブアは
地元の屋台で買った。
150円...くらいだったかな?


上のをまぜると
スープみたいになる。














2015年6月27日土曜日

すてきな正装

インドネシアには
バティックというすばらしい文化がある。


バティックは本来
伝統的な手法を用いてつくられた布地だけれど
今では主にプリントバティックが
流通している。


このバティックのすばらしい点は2つ。


ひとつは柄や模様が豊富なこと。


モチーフは
草花や


などで
インドネシアの島々が
モチーフになった
バティックもある。


柄は
数え切れないほどある。


たくさんある中から
気に入った柄を探すのは
わくわくする時間だ。


すばらしい点のふたつめは
普段着としても
正装としても
使えること。


銀行員さんや
両替所の人
学校の先生たち
日本大使館の人まで
バティックを着ていたりする。


結婚式や卒業式にも
バティックを着て出席できる。


スーツよりも
カラフル
さわやか
開放的で
いいなと感じる。


また
にっこりとした笑顔が
バティックに似合うんだなあ。


上品なバティックのワンピースを
着て
街を闊歩している女性も
なかなかすてき。


バティックは
街中の色々なお店やモールで
売っている。


値段は
250円くらいから
万単位まで
ピンきり。


わたしは5ヶ月で
20枚近く手に入れていた。
(買ったりもらったり)


完全なバティックloverだ。


わかりにくいけれど
ピンクで囲ったものは
みなバティック

~インドネシア料理紹介3~

ミー・アヤム
mie ayam


麵(ミー)の上に、鶏(アヤム)や青菜
がのっかっている。甘い醤油と辛いサンバルソースをお好みでかける。
子供が好きそう。





2015年6月25日木曜日

こどもの目線

インドネシアに来て
間もない頃
右も左もわからない状態で
いつも日本語の先生に
付き添ってもらった。

先生はいつも
わたしの良きパートナーで
いてくれた。

他の先生たちも
わたしをとてもかわいがってくれた。

食べるときも
市場にいくときも
行事のときも
お出かけするときも
旅行のときも
たいていは先生たちと一緒。

お家にお呼ばれしたり
わたしのアパートに
来てもらったりもした。

料理を習ったり
買い物を一緒にしたり

先生たちと
一緒に日々すごしていると
はじめての経験ばかりだった。

いちいち
驚きや戸惑いをみせるわたしに
先生たちが笑う。

なんだか自分が
小さなこどもに
戻ったような気持ちだった。

先生たちも
こども、ともだち、家族...
そんな感じで
わたしをみてくれていた。

そんな幸運な環境に
身を置けた
この5ヶ月間は
わたしにとって
第2のこども時代のようなものだ。

こども目線で
たくさんの人々の日常を見た。

こどものように
日常生活の奥深くまで
入れてもらった。

そのとき見たもの
体験したこと
感じたこと
ひとつひとつ
伝えていけたらと思う。



~インドネシア食べ物紹介2~

ブーブル・アヤム
bubur ayam


やわらかく炊いたごはんに
炒った豆
細く裂いた鶏肉
クルプック(せんべい)などがのっている。
 
先生たちは、これをぐちゃぐちゃに混ぜて
食べたりする。




2015年6月24日水曜日

日本に帰ってきて感じたこと

日本に帰ってきて数日がたった。


インドネシアでの5ヶ月間を
夢のように感じる。


反対に
インドネシアにいたときは、
日本で生活していたときのことを
夢のように感じていた。


日本とインドネシアとで
全く違う環境にいたから
そう感じるのだと思う。


食べるものも
付き合う人たちも
住む場所も
街並みも
ことばも
みな全然違う。


インドネシアを現実と思う私と
日本を現実と思う私。
自分の中に2人の人間がいる。


なんだかおもしろい。


インドネシアを現実と思うわたしが
消えないように
 
これからもインドネシアをたびたび訪れたい。


~インドネシア食べ物紹介1~

ナシゴレン
nasi goreng


インドネシア料理の定番。
香辛料やスパイスをご飯にからめるようにしていためる。
具は主に、きざんだ肉団子や卵焼き。


高校の先生がつくってくれた
日本語の先生の弟の得意料理はナシゴレン。作り方を教えてくれた。