日本でバスに乗っていた。
後部ドアを閉め忘れ
そのままバスが発車した。
ドアが開いていますよー。
ちょっとちょっと。
とつぎつぎに
声をかけるひとたち。
わたしはというと
ぽけーっとドアの向かい側の席に座っていた。
ドアを開けっぱなしのまま走るバス。
インドネシアでは
あまりに日常的な風景なので
すっかり驚かなくなってしまったのだ。
インドネシアの道路は
乗り合いバン、バス、バイク、タクシー、乗用車など
多様な乗り物が走っている
その中で
毎日学校へは
乗り合いバン(アンコット)で通う。
このアンコット
基本ドアは使わない仕様になっている
走っている、青い車とピンクの車。 ほら!ドアが開いたまま。 |
多いときには助手席に2人、後部座席に10人くらいが乗り込む。 ぎゅうぎゅう。 |
このバン、
とても優れもの。
好きな場所で乗りこむことができ
好きな場所で降りることができる。
運転手さんは
常に歩道に目を光らせている。
ちょっと視線を送ったり、
立ち止まってバンのほうをみつめていれば
よっぽど停まりにくい場所でない限り
停まってくれる。
このサービス精神が過剰なときもある。
歩道を歩いているだけで
クラクションを鳴らされ
乗るように催促されたりもするのだ。
それでも
おもしろい乗り物には相違ない。
いろんなルートを走るバンがあって
慣れれば
乗換えなどして
いろいろな場所へ行ける。
運転手のおじさんと
話が弾むこともある。
ドアがないから
乗り降りもスムーズかつスピーディ。
ドアのない入り口から見える景色は
鮮明で
吹き抜ける風を心地よく感じたりもする。
なにより
地元の人たちにまざって
生活できているのが
誇らしくて
うれしかった。
~インドネシアの料理紹介11~
ブーブル・スンスン
あまーい ココナツミルクと赤砂糖のシロップに 白玉のような茶色い小さなもちがはいっている。 とにかく甘い |
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