ひとりで出かけることがめっきり減る。
というよりも
一人で出かけるという概念があまりないというか
一人で出かけることが
あまりよしとされてないというか。
先生や生徒たちに
「昨日、○○に買い物に行った」といえば
たいてい
「誰と行ったの?」
ときかれる。
ただの日用品や
食料の買い足しにすぎず
しかも
アパートから10分くらいのモールである。
ふつう「誰と行ったの?」
という質問は
日本人からはあまり出てこない。
基本インドネシア人は
団体行動好きである。
下校するときも
先生たちや生徒に
「一緒に帰ろう」と誘われるし
先生の車で送ってもらうことも多い。
それで
5ヶ月間、
いつも誰かと一緒で
楽しかった。
のだが
一人で
出掛けたいときは
たいへんだった。
例えば
ジャカルタ(デポックから電車を使って1時間)へ
一人で行くのは
至難の業だった。
日本語の先生は
「デポックの外へ行くとき、
私に連絡します、いいですね?」
と私にいう。
しかし
これからジャカルタに行ってくる!
などと正直にいえば
「一人で?ダメよダメ。わたしも一緒に行くから。
ジャカルタで何がしたいの?」
といわれ、
付き添われるか
「一人で?ダメよダメ。そんなに行きたいなら
今度私と一緒に行きましょう。」
といつか(明日が明後日になったり一週間後になったりする)
に延期されるか
になるに違いない。
たった一人で
女の子で
しかも外国人の私が
ジャカルタ(電車で40分)に出掛けて行くことが
多くの先生や生徒たちには
にわかに信じられないのだ。
とんでもない!
危ない!
と。
ほうっておけずに
何か策を立てるに違いない。
それでも
延期されれば私が困るし
一緒に行けば相手に負担をかけてしまう。
もし押し切って
一人で行けば
心配されるし
理解できない(私達がいるのにどうしてひとりなの?)
と思われてしまう。
登校してから帰宅時まで
先生たちと
わきあいあい。
放課後も
「これから何をしたいですか?」
「どこへ行きたいですか?」
ときかれる。
幸せなんだけれど
一人でジャカルタへ行くのは
本当に難しかった。
それでも
数回は
こっそりお出かけに成功した。
(日本食スーパーやダイソーで
買いたい教材があったのだ)
~インドネシア料理紹介13~
ウラッ(プ)
ココナツの身を すり鉢で擦ったスパイスと一緒に 油で炒める。 ゆであがった野菜とあえて出来上がり。 コクがあり、スパイシー。 繊維がたくさんとれて いい感じ |
0 件のコメント:
コメントを投稿