便利なスーパーやモールが
集まっている。
マルゴ・シティは
服に雑貨、スーパーにジム、レストランに、映画館と
なんでもござれなモール。
D mall はお高めのモール。
ITCやRamayanaは
庶民向けのモール。
と、食べ物、雑貨、洋服、靴など
日常品はみなモールで揃う。
しかし
市場だってなかなか活気がある。
学校の近くにDepok jaya という屋内市場が
ある。
細い通路の両脇には、間を空けずに
様々な店が並んでいる。
八百屋さん、果物屋さん、乾物屋さん、
お菓子屋さん、香辛料のお店、
練り物屋さん、肉屋さんに魚屋さん。
練り物・調味料を売るお店 |
バナナを売る店。 先生によると インドネシアには20種類近くのバナナがあるらしい。 よく見ると 形も色も大きさもまちまち。 |
野菜を売るお店には バナナの花が売っていた! |
インドネシア人に欠かせない クルプック(せんべい) を売る店。 |
市場の良いところは、
値段交渉ができること(スーパーより安く買える)、
お店の人と顔なじみになれること、
スーパーには並んでいない商品を買えることだ。
個人的に一番
衝撃的だったのは
肉屋さんコーナー。
昼下がり、
市場の奥、
獣と生肉の匂いが立ちこめる。
狭い通路の片側には
黒や白の羽を持つ鶏たちが
積まれた籠の中や上で
動き回っている。
ラフな格好をしたおじさんたちが
ガサツにバラバラと餌をまく。
そして
通路の反対側...
真向かいには
羽がむしられ
さっぱり丸裸になった鶏たちが
ねかされている。
首がだらんと垂れ下がり
透き通るような瞼が閉じている。
鶏たちは
自分達の運命を知ってか知らないでか
盛んにコケコッコーと鳴く。
気のせいかもしれないが
とても悲痛な鳴き声に
聞こえた。
日本語の先生は
丸裸になっている鶏を指差し、
おじさんにくれ、と言った。
それで、おじさんは
鶏の首を鉈でダツダツと切って
ビニール袋に入れた。
ああ
今度からは生き物に感謝して
肉を食べないと...なんて
思ったり
それから
わたし、ベジタリアンになろうかな
とちょっと真剣に考えかけた。
その日1,2時間前に
鶏のお米包みや、
牛入りスープ、
ヤギのココナツ煮など
にくにくしいものを
おいしいおいしいと
食べていたくせに。
日本人か?
という肉屋のおじさん、おばさんに
先生が
そうよ。
という
みんなすこし興味ありげに
わたしに目を向ける。
会釈しつつ
当たり前すぎる事実に
衝撃を受けていたわたしは
彼らを背にした直後
あやうく転びかけた。
この市場は
洋服屋や仕立て屋
靴屋
赤ちゃん用品店
アクセサリーショップなど
食べ物以外でもなかなか充実していて
なにか入り用に
なるたびに
日本語の先生と
買いに出かけた。
何人かの店主さんたちとは
顔なじみにもなった。
あなたはもう
市場の人たちとも
仲良しね。
なんて日本語の先生がいうので
なんだか誇らしい。
先生と一緒でなければ
市場で買い物など
できなかった。
値段交渉があるし
スーパーのように整然とはしていないし
現地の人が傍にいないと
なかなか敷居が高い。
先生は
わたしが特にお金に困っていないのを
知っていても
50円でも安く!と
値段交渉をしてくれる。
先生のそういうところ
大好き。
わたしを
日本人じゃなくて
インドネシア人のように
扱ってくれるから。
母にそう話したら
それは主婦の性だよ。
と言われた。
そうか。
そうなのかな?
今デポックは
旧と新とが混在している。
インドネシアの経済は
急成長が見込まれているから
人とのつながりが感じられる
旧市場や
平屋の家が減って
ビルやマンションが
これから増えて行くのかしら
と勝手な予測をし
勝手に寂しがっている。
~インドネシア料理紹介9~
ルジャック
パパイヤ、マンゴーをはじめとするフルーツや 生の芋をスライスし 甘辛いたれ(味噌に近い)をつけて食べる。 インドネシアでは 珍しいあっさり系。 こりゃあいいと フルーツや芋だけ食べていると もっとたれをベットリつけなさい 美味しくなくなっちゃう! と先生たちにいわれてしまった。 |
職員室に 誰かが何パックか 持ってくれば あっという間に完売。 |
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